日本企業の外国人留学生採用ニーズを知ろう

日本での就職活動を成功させるためには、採用する企業側がどのような目的で外国人留学生の採用を進めているのかを理解することが重要です。

そこで、ここでは日本企業がなぜ外国人留学生を採用しているのか、そのニーズについて詳しくご紹介します。

日本企業が外国人留学生を採用する理由とは?

経済産業省が公表しているデータによると、日本企業が外国人留学生を採用する理由として特に多いのは「国籍に関わらず選考を行った結果、留学生が採用された」「社内の多様性を高め、職場を活性化するため」「留学生の母国に関わらず海外事業を開拓・拡大するため」という理由となっています。

それぞれの点について詳しく説明します。

国籍に関わらず選考を行った結果、留学生が採用された

日本企業の多くは、外国人だからという理由で採用しているわけではなく、優秀な人材の確保を目的として採用活動を行った結果、外国人留学生の採用にいたったと回答しています。これは、国籍に関わらず純粋に能力を比較した際、日本人学生よりも外国人留学生を優秀だと考えている企業が多いことの表れであり、留学生によっては喜ばしいことだと言えます。

社内の多様性を高め、職場を活性化するため

ビジネスがグローバル化している昨今では、企業が成長するための条件として社内の多様性は欠かせない要素となりつつあります。社内に異なる価値観や考え方を持つ人材が集まるほど、社員の創造性が高まりイノベーションも起こりやすくなると考えられています。この多様性の推進という意味から外国人留学生の採用に力を入れている企業も多いようです。

留学生の母国に関わらず海外事業を開拓・拡大するため

中小企業・大企業を問わず、海外への事業展開を積極化している日本企業は数多くあります。それらの企業は、日本と海外との橋渡し役として、日本語以外の語学に長けた外国人留学生に期待を寄せているケースも多いようです。中国国内での事業拡大に向けて中国人留学生を採用する、ベトナム進出に向けてベトナム人留学生を採用するといった動きは一般化しつつあります。また、外国人留学生の中には日本人学生と比較して国際感覚に長けている人材が多いため、母国に関わらず広く海外事業を任せようと考えている企業も多いようです。

外国人留学生に求められる日本語能力とは?

日本企業の多くが、外国人留学生に一定の日本語能力を求めています。実際のところ、日本企業に就職するためにはどの程度の日本語能力が必要なのでしょうか?

調査によると、日本企業が求める日本語能力は、英語能力がない場合にはJ1+程度が25.9%、J1程度が40.6%となっており、英語能力がある場合でもJ1+程度が20.5%、J1程度が38.6%となっており、英語能力の有無にかかわらずハイレベルな日本語力が求められていることが分かります。

まとめ

いかがでしょうか?最近では多くの日本企業が外国人留学生に期待を寄せていますが、その理由としては「優秀だから」「多様性を高めたいから」「海外事業を開拓・拡大したいから」という3つが主となっており、同時にほとんどの企業が高い日本語能力を求めていることが分かります。

上記はあくまで大まかな傾向にすぎませんが、就職活動を成功させるためには、就職を希望する企業がどのような採用ニーズを持っているのかをしっかりと理解し、エントリーシートや面接では採用ニーズに合ったアピールをすることが重要となります。ぜひ上記のデータも参考にしつつ、企業側の採用ニーズを探りましょう。

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