【外国人求職者向け】人材業界とは?仕事内容や特徴を解説!

日本で転職活動を行っている外国人の皆さんのなかには、人材業界に興味を持っている方も多いではないでしょうか。一方、人材業界はどのような業界で、どのようなサービスを提供しているのかについて、それほど詳しくない人もいるかもしれません。今回は、人材業界が展開しているサービスについて詳しく解説します。人材業界に興味を持っている皆さんは、ぜひ参考にしてみてください。

  1. 人材業界とは
  2. 人材業界の仕事内容
    1. 求人広告
    2. 人材紹介
    3. 人材派遣
    4. 人材コンサルティング
  3. まとめ

人材業界とは

人材業界とは、企業の採用と求職者の就職をサポートするサービスに携わる業界です。日本で有名な企業は、リクルート、マイナビ、ロバート・ウォルターズ・ジャパンなどが挙げられます。

日本では少子高齢化により、労働人口が減ってしまい、人手不足が深刻化しています。また、いままでは定年退職までずっと同じ会社で働き続けることが主流でしたが、近年ではキャリアプランやライフステージに合わせて積極的に転職する人も増えてきました。そのような課題を解決するために、人材業界が様々な新しいサービスを立ち上げており、変化が激しい業界でありながら、将来性もある業界です。

人材業界の企業のなかでは、日本での外国人雇用を促進するサービスを展開する企業も多く、外国人が就職するチャンスもたくさんあります。外国人にとっても、人材業界で働くことは語学を活かせたり、ほかの外国人を助けることができるため、やりがいを感じやすいかもしれません。

人材業界の仕事内容

人材業界が主に展開しているサービスは、大きく分けて「求人広告」「人材派遣」「人材紹介」「人材コンサル」の4種類があります。

求人広告

求人広告とは、企業の求人情報をwebサイトや紙媒体に掲載し、求職者を集めるサービスです。

求人広告の仕事内容は、大きく法人営業と広告掲載の2種類あります。まず、法人営業の担当者は、人材を採用したい企業に訪問し、自社が取り扱っている求人媒体に求人広告を掲載するメリットを企業の採用担当者に説明します。そして、求職者の応募につながるように、求人広告を媒体に掲載し、結果を検証しながら広告を改善します。企業は求人広告を掲載するために出稿費用を払う必要がありますが、料金を払う時点では採用・入社に至る保証がないため、企業に自社のサービスの魅力をアピールすることはとても大事です。

人材紹介

人材紹介とは、企業の採用ニーズに対して適切な候補者を紹介する仕事です。

人材紹介の仕事の流れは、大きく三段階で分けられます。まず、法人営業担当者(人材業界では「リクルートアドバイザー」と呼ばれることが多い)が企業に訪問し、企業がどのような条件で、どのような人材をいつ採用したいかについて話を聞き、情報を収集します。

それと同時に、求職者を担当するキャリアアドバイザーが求職者と面談し、求職者の条件と仕事探しの要望について詳しくヒアリングします。最後に、条件やニーズが合う企業と求職者をマッチングし、入社までサポートします。求職者が入社するまで、企業から報酬をもらえないため、お互いに条件が合う企業と求職者を効率よくマッチングすることが重要です。

人材派遣

人材派遣とは、派遣会社に登録している求職者を派遣先となる企業に紹介する仕事です。

人材派遣の仕事の流れは、人材紹介と似ており、企業と求職者両方へのヒアリングとマッチングを行う必要があります。人材紹介の報酬は入社する時点で一回のみ払われるの対して、人材派遣の報酬は求職者が派遣先で働き続けることから生まれます。また、求職者の雇用先は、実際働いている企業ではなく、派遣会社となります。そのため、仕事紹介だけではなく、求職者が企業で継続して活躍し続けられるように定期的にサポートする必要もあります。

人材コンサルティング

人材コンサルティングとは、企業の人事戦略に関する課題に対して解決策を提示し、企業の組織発展を助ける仕事です。

具体的には、採用戦略、入社研修、定着率の向上、人事評価制度の設計など、様々な面から企業のサポートをします。人材コンサルティングは一人ひとりの採用というよりも、企業の人事戦略または経営戦略にインパクトを与える仕事です。俯瞰した立場から仕事をしたい人にとって、人材コンサルティングの仕事はスケールが大きくてやりがいを感じやすいです。

まとめ

人材業界が様々なサービスを提供しているため、労働者が人手が余る業界から人手不足の業界に転職することができ、企業も最適なタイミングで必要となる人材を採用できます。企業の経営資源は「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」であると言われていますが、人材業界はこのような形で「ヒト」という経営資源の配分を促進し、日本の経済に貢献しています。人材業界に興味を持たれた方は、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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