【外国人求職者向け】メーカー・製造業界とは?職種や仕事内容を解説!

日本製ブランドは、世界中に品質が認められており、日本のメーカー業界も多くの外国人にとって人気の転職先です。では、メーカー業界にはどんな特徴や職種があるのでしょうか。今回は、メーカー業界について詳しく解説します。メーカー業界を志望している外国人の皆さんは、ぜひ最後まで読んでみてください。

  1. メーカー・製造業界とは
  2. メーカー・製造業界の職種
    1. 研究開発
    2. 商品企画
    3. 生産管理
    4. 資材調達
    5. 営業
    6. 宣伝広報
  3. まとめ

メーカー・製造業界とは

メーカー業界とは、私たちが日常生活のなかで使う製品、またはそれらの製品を構成する素材や部品を生産する業界です。「製造業」と呼ばれることも多いです。

メーカーは、製造工程により大きく分けて「素材メーカー」「部品メーカー」「加工メーカー」「自社生産・加工メーカー」の4種類があります。「素材メーカー」は、ガラス・紙・金属・ゴムなど、製品を作るための素材を製造するメーカーのことです。そして、「部品メーカー」は、それらの素材を使い、製品の部品を作るメーカーです。最後に、素材や部品を加工して、実際の消費者に使われる製品を作るメーカーを「加工メーカー」と言います。それ以外に、上記のすべての工程を自社で行う「自社生産・加工メーカー」もあります。

日本のメーカーは、グローバルに展開する企業が多いです。海外に製造拠点に移すことで製造・輸送コスト削減を図ることや、海外に製品を販売し、売上の拡大を目指しています。そのため、外国人が活躍するチャンスも多い業界です。特に、海外営業、資材調達、海外向けの商品企画や宣伝広報など、日本と海外の架け橋を担う仕事では、外国人を採用するニーズが高いと言えるでしょう。

一方、メーカーは製品を作る工場をたくさん保有しており、広い土地がある地方に本部や支店に置くことが多く、地方に配属・転勤させられることもあるため、地方で働きたい人のほうが向いているかもしれません。

メーカー・製造業界の職種

一つの製品を完成するまでには、ざまさまな工程が必要となります。そのため、メーカー業界では各工程ごとに関わる職種が異なります。この章では、メーカー業界の職種について紹介します。

研究開発

研究開発は、技術的な側面から、新しい製品を作ったり、既存の製品を改良したりする仕事です。高い技術力が求められるため、大学で工学や科学などを専攻しているなど理系のバックグランドが求められます。

商品企画

商品企画は、マーケティングの側面から、消費者のニーズの変化に応じて新しい製品を企画する仕事です。良い商品は、高い技術や性能を持っていることと、消費者のニーズに応えることの両方が重要であるため、商品企画と研究開発が連携して商品の開発を行うことが一般的です。

生産管理

生産管理は、製品が計画通り製造・納品できるように、生産のプロセスを策定・管理する仕事です。日本のメーカーでは、海外で生産拠点を持っている企業が多いため、外国人が語学を活かして海外の拠点とコミュニケーションを取るチャンスや、海外の工場に出張・駐在するチャンスも多いでしょう。

資材調達

資材調達は、製品を作るための原材料を仕入れる仕事です。日本に本社を置きながら、原料を提供する国と製品を作る国がそれぞれ違う国の場合も多いため、語学力と海外の商習慣に関する知識が求められ、外国人が活躍しやすい職種でもあります。

営業

メーカーの営業は、自社の製品の魅力をアピールし、企業や消費者に購入してもらうことが仕事です。素材メーカーと部品メーカーは、自社が生産する材料や部品を必要とされるメーカーに営業します。加工メーカーと自社生産・加工メーカーは、小売・飲食など個人の消費者に対して商品・サービスを提供する企業に営業します。営業のなかでは特に、語学を活かせる海外営業が外国人を積極的に採用することが多いです。

宣伝広報

宣伝広報は、企業のブランドや製品をより多くの人に知ってもらうための仕事です。海外に進出しているメーカーでは、海外向けの宣伝広報にも力を入れているため、外国人が活躍するチャンスが多いです。

まとめ

日本のメーカー業界は歴史が古く、堅実な企業が多いです。一方、近年では消費者の好みの変化や、新興国メーカーの成長に危機感を覚え、新商品の開発やグローバル化を積極的に進めている企業も増えています。メーカーに興味がある外国人の皆さんは、自分のバックグランドとスキルを活かせる企業であることを確認したうえで、応募してみてはいかがでしょうか。

仕事を探す方法の一覧を見る