【外国人求職者向け】飲食・レストラン業界にはどのような職種がある?キャリアパスは?

日本の飲食・レストラン業界では多くの外国人が働いており、外国人にとって人気の転職先でもあります。今回は、飲食・レストラン業界の主な職種とキャリアパスについて紹介します。飲食・レストラン業界への転職を考えている外国人の皆さんにとって役に立つ内容になってますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

  1. 飲食・レストラン業界の主な職種
    1. 店舗責任者
    2. 商品開発
    3. 店舗開発
  2. 飲食・レストラン業界のキャリアパス
  3. まとめ

飲食・レストラン業界の主な職種

飲食・レストラン業界の仕事といえば、現場で働く店舗スタッフのイメージが強いかもしれませんが、飲食・レストラン業界には現場以外の様々な職種があります。

外国人が店舗スタッフとして働く場合は、単純労働とみなされるため、就労ビザを取得することができません。ただし、店舗スタッフとして働く場合でも、総合職として採用され、まず現場で経験を積む場合には、就労ビザを取得できる可能性があります。

店舗責任者

店舗責任者とは文字通り、店舗の経営責任を背負う仕事です。スタッフのマネジメントから、食材の在庫管理、お客様を獲得するためのマーケティング施策、売上とコストの管理など、あらゆることを統制し、飲食店の経営を行います。

店舗責任者は実際にお店で出て働くポジションで、現場との距離が非常に近いため、店舗スタッフから昇格することが一般的です。

エリアマネージャー

エリアマネージャーは、複数の店舗を統括し、店舗責任者に対して指導を行います。企業によってはスーパーバイザーと呼ばれることもあります。店舗責任者の上司にあたるポジションで、店舗と本部の間のパイプ役として活躍しています。店舗責任者のように、直接店舗の経営を行うではなく、定期的に店舗に足を運び、お店の環境やお客様の雰囲気、料理の品質、従業員の働きぶりなどを確認し、改善策を見つけて、店舗責任者やスタッフに客観的な視点からアドバイスをします。

お店の経営を指導するためには、現場のあらゆる状況に関する高度な知識と経験が必要で、店舗責任者として経験を積んだ後にエリアマネージャーに昇格することが多いです。

商品開発

商品開発とは、飲食店の現存のメニューを改良したり、新しいメニューを企画する仕事です。メニューを考案し、材料を選んで試作して、試食と改良を繰り返して新しいメニューを完成させます。多くの人に食べてもらえるような料理を作る必要があるため、味や見た目だけではなく、作りやすさ、食材の分量、価格設定、流行りなど、あらゆる面でバランスを意識することが大事です。

商品開発には食品に関する知識が求められます。キッチンスタッフやシェフとしての経験や、食品や料理に関する資格や学歴があると、転職の時に役に立ちます。

店舗開発

店舗開発とは、新しい飲食店を出す際に、出店場所を探し、店舗を立ち上げる仕事です。具体的な仕事の流れは、出店計画を作ることから始めます。計画を決めたら、資料やデータを収集してマーケティング調査を行いながら、出店したい地域に行って、物件や場所を視察します。良い物件を見つけたら、物件のオーナーと交渉し、賃貸契約を結びます。そのあと、設計事務所や建築会社との打ち合わせを重ねて、店舗の工事を管理します。また、ゼロから新しい店舗を作る以外に、既存の店舗のリニューアルを担当する場合もあります。

店舗開発をするために、車を運転して物件を視察することもあるため、普通自動車免許が求められる場合があります。 また、不動産に関する知識や、マーケティングの知見があれば、転職の際に企業にアピールすることができるでしょう。

飲食・レストラン業界のキャリアパス

飲食・レストラン業界で働くには、現場を知ることが非常に大切です。そのため、まずは現場でスタッフとしての経験を積んだあと、店舗責任者・エリアマネージャー・商品開発・店舗開発などの職種にキャリアアップする場合がほとんどです。

大手企業でキャリアアップする以外に、いつか自分のお店を開くという夢を抱えて飲食・レストラン業界に入る人も多いです。キャリアパスとしては、会社員として経験を積んだあと独立して自分の飲食店を開業したり、シェフのような職人を目指したりすることが挙げられます。

日本の飲食・レストラン業界は世界中から人気を集めており、グルメのために日本に観光にくる外国人がとても多いです。語学が堪能で、外国人の好みや海外の流行りに詳しい外国人の皆さんは、飲食・レストラン業界に活躍するチャンスも多いでしょう。

まとめ

飲食・レストラン業界は様々な職種があり、キャリアパスが多様な業界ですが、キャリアアップするためには、常に将来の夢を意識しながら現場でしっかり経験を積むことがとても重要です。飲食・レストラン業界に転職を考えている外国人は、キャリアパスを考えたうえで、転職活動をするとよいでしょう。

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