ゲーム業界は、外国人にも人気の職種です。皆さんも転職先として検討している方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、ゲーム業界の仕事と、向いている人の特徴について紹介します。ゲーム業界に興味を持っている外国人の皆さんは、参考にしてみてはいかがでしょうか。
- ゲーム業界とは
- ゲーム業界と外国人の関わり
- ゲーム業界の年収
- ゲーム業界の仕事
- ゲームプランナー
- ゲームディレクター
- ゲームプロデューサー
- ゲームプログラマー
- ゲームデザイナー(グラフィックデザイナー・CGデザイナー)
- デバッカー
- ローカライズ
- ゲーム業界に向いている人
- ゲームを作るのに興味がある人
- 新しいものや技術へ関心がある人
- 体力に自信がある人
- ゲーム業界で働きたい人におすすめの転職エージェント
- まとめ
ゲーム業界とは
ゲーム業界とは、ゲームソフトやゲーム機器の開発・販売を行う業種の総称です。具体的には、ゲームの企画や制作を行うソフトメーカーと、その配信を行うゲーム機器メーカー、その下請けとして技術とマンパワーを提供するソフトハウスなどがあります。スマートフォンの普及やVR(Virtual Reality:仮想現実)ゲームへの取り組みが増えたことにより、ゲーム産業は今後より成長すると見込まれています。
ゲーム業界と外国人の関わり
日本のアニメやゲームは国内だけでなく、世界中で人気が高まっています。そのため、ゲーム業界は日本人だけでなく外国人からも人気で、競争率の高い業界と言えるでしょう。オンラインゲームの普及から世界中で日本のゲームがリリースされるなど、グローバル化が進み、翻訳(ローカライズ)など外国人雇用のニーズもあります。ローカライズ以外は、新卒を除く未経験者の採用はほぼなく、即戦力の人材を求める会社が多いようです。
ゲーム業界の年収
求人情報・転職サイトdodaの集計によると、2019年のゲーム業界の平均年収は391万円となっています。年代別に見ると、20代で333万円、30代で432万円でした。会社の規模や製作するゲームの種類、職種によっても異なるほか、個人の能力によって給与や年俸が変わる場合もあるでしょう。
ゲーム業界の仕事
ゲーム業界には様々な職種があります。なかでも、「ゲームプランナー」「ゲームディレクター」「ゲームプロデューサー」「ゲームプログラマー」「ゲームデザイナー」「デバッカー」は、ビザを取得するための専門知識が必要な職種です。そのため、大学や日本の専門学校でエンジニア関係やデザイン関係を専攻する必要があります。一方、「ローカライズ」は母国語など言語を活かせれば就労ビザを取得することができます。ここからは、ゲーム業界の職種別の仕事内容を紹介します。
ゲームプランナー
ゲームプランナーは、ゲーム制作における企画や構成を行います。主な仕事は、ニーズを分析し、ゲームコンセプトや概要の企画です。ヒットタイトルや新しい世界観を生み出すセンス、プレゼンテーション能力や社内外でのコミュニケーション能力などが求めらるでしょう。
ゲームディレクター
ゲームディレクターは、ゲーム開発現場のリーダーや監督のような役割です。開発に関わる制作スタッフをまとめ、企画から完成までのスケジュール管理などを行います。制作中の不具合や問題が発生した場合には、適切な指示を出し、対応していく力が必要です。
ゲームプロデューサー
ゲームプロデューサーは、ゲームの制作工程の全体を指揮することが主な仕事です。予算や人材の確保、開発も含めたスケジュール管理、販売のためのプロモートなどプロジェクト全体を統括します。ゲームディレクターからキャリアアップした経験を積んだ人が務めることが一般的と言われています。
ゲームプログラマー
ゲームプログラマーは、開発が決定したゲームの制作仕様書をもとに、実際にゲームそのものが動くようプログラミングする仕事です。キャラクターの動作やユーザー画面の設計、サーバーの構築など、作業内容は多用で、ゲームそのものの開発を行います。ゲーム業界が未経験でも他業界でプログラマーの実績があれば、転職にも有利なケースもあります。
ゲームデザイナー(グラフィックデザイナー・CGデザイナー)
ゲームデザイナーは、ゲームに登場するキャラクターや背景、アイテムなどのグラフィック制作を行います。平面で制作する場合は「2Dデザイナー」、立体で制作する場合は「3Dデザイナー」、背景グラフィックを専門とする場合は「グラフィックデザイナー」など、どのようなデザインを担当するかで呼び方が違います。この他、「キャラクターデザイナーや「エフェクトデザイナー」などもあります。
デバッカー
デバッカーは、制作されたゲームが仕様通りに動作するか検証し、バグやエラーがないかをチェックする仕事です。実際にゲームをプレイしつつ、不具合が起きないか細かく確認していきます。
ローカライズ
ローカライズは、日本で制作したゲームを海外のユーザーにも楽しんでもらえるように多言語に翻訳する仕事です。海外のメーカーが制作したゲームを日本語へ翻訳することもあります。配信する国の言葉に翻訳するだけではなく、ゲームの世界観に沿い、その国の文化や習慣なども踏まえた上で翻訳する言語能力が必要です。
ゲーム業界に向いている人
ゲームを作るのに興味がある人
ゲームを作ることが好き、作品創りに興味がある人はゲーム業界に向いているでしょう。また、デザインなどのアイデアが浮かぶ人や、想像力が豊かなな人も活躍できる業界かもしれません。
新しいものや技術へ関心がある人
ゲーム業界はトレンドの変化が激しく、日々新たなヒットタイトルの開発や、既存ゲームのブラッシュアップを行います。そのため、トレンドや情報収集が好きな人も向いています。また、3DCG、VRなど、最新テクノロジーに関わる機会があるため、新しい技術に対する関心が高い人にもおすすめの業界です。
体力に自信がある人
開発中のゲームのリリース直前などは、発売日に間に合わせるために、長時間集中する作業時間が必要な場合もあります。バグの発生や、作業内容の急な変更など、現場では予期せぬことが起こることも多いため、ハードな状況を乗り切るためにも、体力に自信がある人が向いているでしょう。
ゲーム業界で働きたい人におすすめの転職エージェント
ゲーム業界で働きたい人におすすめの転職エージェントをご紹介します。
レバテックキャリア
レバテックキャリアはレバテック株式会社が運営するIT・Web業界のエンジニア・クリエイターの転職支援に特化した転職エージェントです。経験豊富なエンジニアからGithubや職務経歴書の添削を受けることができるなど、エンジニアとクリエイターの為に設計されたフォローアップ体制で高い内定率を実現しています。業界トップクラスの求人数を保有しており、レバテックキャリアでしか見ることのできない非公開求人も多数扱っているため、IT・Web業界での転職を考えているエンジニアやクリエイターはまず登録しておきたい転職エージェントです。
レバテックフリーランス
レバテックフリーランスは、レバテック株式会社が運営するフリーランスのITエンジニア・デザイナー向けの求人サイトです。業界最大級となる1,100件以上の案件を保有しており、IT・Web業界の動向や開発の現場を熟知しているコーディネーターが、豊富な案件の中から自分にぴったり合った案件を紹介してくれます。また、案件の報酬は業界最高水準となっており、支払いサイトが15日と早い点も魅力です。フリーランスとして活躍したいITエンジニア・デザイナーの方はぜひとも登録しておきたいサービスです。
リブセンスの転職支援サービス
リブセンスの転職支援サービスは、日本最大級の転職口コミサイト「転職会議」を運営していることでも知られる東証一部上場企業のリブセンスが運営する、IT・Web業界に特化した転職支援サービスです。エンジニアやデザイナーから人気の高いスタートアップ企業の非公開求人も多数保有しており、IT・Web業界の内部事情に精通したコンサルタントが、求人紹介から面接対策アドバイス、年収交渉まで全て無料でサポートしてくれます。IT業界や最新の技術に詳しいコンサルタントに相談したいという方や、未経験からIT業界に転職したいという方におすすめです。
G Talent
G Talentは、ビジネス特化型オンライン英会話でシェアNo.1のビズメイツが運営する、外国人ITエンジニア向けの人材紹介サービスです。オンライン英会話事業を通じて培ったネットワークを基に、外国人を積極的に採用している国内の人気大手企業や外資系企業、スタートアップ企業などの求人を紹介してもらえます。IT業界やIT技術に精通しているキャリアコンサルタントが求人紹介から面接対策、入社後までしっかりサポートしてくれる点も魅力です。日本で仕事を探しているITプロフェッショナルの方はぜひ登録しておきたいサービスの一つです。
ギーグリー
株式会社Geeklyが運営するIT、Web、ゲーム業界専門の転職エージェントです。求人企業からコンサルタントが直接情報をキャッチアップしており、求人掲載数が豊富なほか、給与交渉や諸条件を専任のコンサルタントが担当するなど、サポートも充実しています。
まとめ
オンラインゲームの普及や、アニメ・ゲームの人気から、日本のゲーム業界は外国人にも人気の高い業界となっています。即戦力となる人材を求める会社もありますが、外国人だからこその言語スキルが活かせる職種もあります。職種によっては、ビザを取得するための専門知識が必要な場合もあるため、ゲーム業界に興味のある方はどのような職種で働きたいのかを検討し、今後のキャリアを考えましょう。
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