【外国人求職者向け】外資系企業に転職するメリット・デメリットは?

日本で働きたい外国人の皆さんにとって、外資系企業は馴染みやすい職場だと考えている人も多いではないでしょうか。外資系企業といっても、その特徴は国柄や業界、業種、企業ごとに異なるため、外資系企業の特徴のなかには、人によっては一見メリットに思える特徴であっても、他の人にとってはデメリットになることもあります。今回は、外資系企業の特徴とそれぞれのメリット・デメリットについて詳しく説明します。外資系企業に興味を持っている外国人の皆さんは、ぜひ参考にしてください。

  1. 外資系企業とは
  2. 外資系企業の特徴
    1. 母国語を活かして働けるチャンスが多い
    2. ジョブ型雇用
    3. 実力主義
  3. まとめ

外資系企業とは

外資系企業とは、外国法人または外国人が一定以上の出資をしている日本企業のことです。ただ、どれくらい出資されていると外資系企業になるか、明確な数字は決められていません。一般的には、外国株主が経営に大きな影響力を持つ会社が「外資系企業」として認識される場合が多いです。

日本の企業は、規模や創業年数によって「大手企業」「中小企業」「ベンチャー企業」と分けられますが、外国法人が出資している企業は、規模や創業年数に関わらず、一括りで「外資系企業」と呼ばれる場合がほとんどです。

外資系企業の分類には以下の三つパターンがあります。

  1. 外国の企業が日本で会社を設立したパターンです。
    たとえば、日本IBMはアメリカのIBMの日本法人です。
  2. 日本の企業と外国の企業が共同出資して会社を設立したパターンです。
    たとえば、富士ゼロックスは富士写真フイルム(現、富士フイルム株式会社)とイギリスのランク・ゼロックス社の合弁企業です。
  3. 日本の企業が外国の企業に買収されたパターンです。
    たとえば、シャープは2016年、台湾の鴻海精密工業に買収され、外資系企業になりました。

外資系企業の特徴

母国語を活かして働けるチャンスが多い

メリット

外資系企業では、外国人従業員や外国語が話せる日本人従業員が多く働いているのが特徴です。また、海外の親会社とコミュニケーションを取る機会も多いです。そのため、日系企業と比べると、外資系企業では母国語を使って働ける可能性が高いです。日本語はそれほど上手ではないけれど、日本で母国語を使って仕事をしたい外国人にとって、外資系企業は働きやすい環境でしょう。

デメリット

一方、職場で母国語しか使わないことで、日本語の上達が遅くなる恐れがあります。また、日本ならではの商習慣やビジネスマナーを身に着けるチャンスも少ないです。日本語が上手ではないからこそ、仕事を通じて日本語や日本の商習慣を学びたい外国人にとっては、大きなデメリットになるでしょう。

ジョブ型雇用

メリット

日本の外資系企業を含め、海外の企業では「ジョブ型雇用」が主流です。「ジョブ型雇用」とは、仕事の内容・部署・勤務地がはっきり決められており、採用後は、同じ職種や部署で仕事をし続け、まったく異なる職種や部署に配属されることがない雇用形態を言います。このような雇用形態に慣れている多くの外国人にとって、外資系企業の採用目的は理解しやすいでしょう。特に、専門性が高い仕事をしている人や、やりたい仕事が決まっている人にとって、ジョブ型雇用は採用後の仕事内容がはっきりしているため、良い選択肢になるかもしれません。

デメリット

ただ、外資系企業は規模が大きな会社でも、親会社の経営方針の変更などの事情によって、部署がなくなることや、日本法人が縮小・撤退される可能性があります。日系企業に多くみられるメンバーシップ雇用ではなくジョブ型雇用では、自分が元々配属されていたポジションがなくなれば、ほかの部署に人事異動されるのではなく、退職になる可能性もあります。

実力主義

メリット

外資系企業は、実力主義の企業が多いです。成果さえ出せば評価され、昇進や昇給できるチャンスがあります。そして、同じく実力主義のベンチャーと比べると、外資系企業は規模が大きく、業績が安定している企業が多いため、若いうちから高い給料を手に入れられるというメリットがあります。海外でも実力主義の企業が多いため、多くの外国人にとっては馴染みやすい環境かもしれません。

デメリット

しかし、実力主義ということは、成果が出せなかったら、評価が下がり、上司からパフォーマンスの改善が求められます。改善できなければ、インセンティブの中止や減給、まれに退職が求められることもあります。成果を出すのに時間がかかる人や、やむを得ない事情で仕事に集中しにくい人にとって、このような環境にストレスを感じやすいでしょう。

まとめ

外資系企業は海外の企業と繋がりが多いため、企業文化も海外の企業と似ています。日本にいながら、海外に近い環境で働きたい外国人にとってはメリットになりますが、日本の企業文化に興味を持っている外国人にとってはデメリットになるかもしれません。また、上記はあくまでも一般的な特徴をまとめおり、実際の外資系企業は様々な会社があります。気になる企業があれば、積極的に会社の人事担当者にコンタクトを取って相性を確かめましょう。

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氷村

氷村

中国出身。2019年に新卒でゴーリストへ入社し、外国人人材事業でキャリアコンサルタントを担当。jopus編集部に所属しながら、Webマーケティング、財務を兼務。外国人ならではの当事者目線で、日本で就職する外国人が気になる情報を分かりやすくお届けします!
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