日本で転職を考えている外国人の皆さんのなかには、Webマーケティングの仕事に憧れている方も多いのではないでしょうか。Webマーケティングは新しい技術を使いながら事業に大きなインパクトを与えることができる仕事なので、人気職種ではありますが、具体的にどのような仕事なのか、分かりにくいところもあります。そこで今回は、Webマーケティングの仕事内容や、未経験でWebマーケティングの仕事をするうえで求められる能力・スキルについて詳しく説明します。日本でWebマーケティングの仕事を探している外国人の皆さんにおすすめの記事となってますので、ぜひご覧ください。
- Webマーケティングとは
- 日本企業が外国人Webマーケターを採用したい理由
- Webマーケターの仕事内容
- 未経験でWebマーケターになるには
- 母国語での文章力や編集力
- ビジネスレベル以上の日本語
- 母国のネット事情に関する知見
- 論理的に数字に基づいてを使って論理的に考えられる能力
- 個人でWebサイトやSNSアカウントを運用したする経験
- まとめ
Webマーケティングとは
Webマーケティングとは、WebサイトやWebサービスを通じて行われるマーケティングのことです。そもそも「マーケティング」というのは、商品やサービスを売るために企業が行う行動全般のことをいい、広告宣伝や市場調査、販売戦略などの活動が含まれます。平たくいうと、ターゲットとなる人がどのような商品・サービスを求めているかを調査し、それらの人々に商品・サービスを知ってもらう・買ってもらうために行う活動のことを言います。
マーケティングには色々な手法があります。そのなかでも、検索エンジンやSNS、Eメール、Webサイト、IoTなどのデジタルチャネルを活用して、顧客とつながる手法をデジタルマーケティングと言います。Webマーケティングは、デジタルマーケティングの手法の1つで、SNSやWebサイトなどWeb上でのオープンな情報を通じてマーケティングをする方法です。
Webマーケティングの仕事をする人は、Web担当や、Webマーケターと呼ばれています。
日本企業が外国人Webマーケターを採用したい理由
サービスや商品ごとに、企業がマーケティング戦略でターゲットとする人も異なります。日本企業が外国人をWebマーケターとして採用する際、外国人をターゲットにマーケティング施策を展開したいと考えているケースが多いです。
外国人向けWebマーケティングのターゲットは、主に以下の3種類があります。
①旅行で日本に訪れる外国人に、旅行に関する情報やサービスを提供すること。
②海外在住の外国人に、海外展開している日本企業の商品やサービスを知ってもらうこと。
③日本で留学・就労している外国人に、日本での生活に必要な情報やサービスを提供すること。
外国人は日本人よりも、外国人の習慣や好み、海外のカルチャーや流行に詳しいため、外国人や海外向けのマーケティング施策を行う時は、積極的に外国人を採用する日本企業が多いです。
Webマーケターの仕事内容
Webマーケティングの代表的な仕事内容としては、検索エンジン・SNS・Webサイトに掲載する広告を制作・運用する「Web広告」、TwitterやFacebookなどのSNSを活用してサービスや商品をより多くの人に知ってもらう「SNS運用」、WebページがGoogleやYahooなどの検索エンジンで上位表示されるように仕組みを整える「SEO対策(*)」などがあげられます。
*SEOとは、 Search Engine Optimizationのことで、「検索エンジン最適化」を意味します。
たとえば、日本人向けのWebマーケティングでは、日本でよく使われるGoogleやYahooでのSEO対策や、FacebookやtwitterでのSNS運用などの業務がWebマーケターの一般的な仕事です。一方、中国人向けのWebマーケティングでは、中国でよく使われるBaiduでのSEO対策や、weiboやwechatのSNS運用などの業務が中心になるでしょう。
未経験でWebマーケターになるには
グローバル化が進み、海外向けのマーケティング活動を行う企業が増えているなか、海外の事情に詳しいWebマーケターの需要が高まっています。外国人が日本で仕事を探す場合、未経験者でもWebマーケティングの仕事をできるチャンスがあります。ただし、多様な能力やスキルが求められる仕事であるため、高度な基礎能力が必要になります。具体的には、下記の能力があれば、未経験でもWebマーケターとして転職できる可能性が高いでしょう。
母国語での文章力や編集力
外国人が日本でWebマーケターとして採用される場合、母国語を用いて、Webメディアで記事を作成したり、広告のキャッチコピーを作成したり、SNSで外国人向けに情報を発信する仕事を任されることが多いです。自ら記事や広告などのコンテンツを作成しない場合でも、自分以外の外国籍メンバーが作成する文章の編集・校正業務などがあります。そのような仕事をするためには、母国語での文章力や編集力が求められます。
ビジネスレベル以上の日本語
Webマーケターは、社内の日本人メンバーに向けて、母国語のWebページを日本語で説明したり、依頼された記事の内容を確認する必要があります。そのため、ビジネスレベル以上の日本語が必要になります。
母国のネット事情に関する知見
SNSやWebメディアで発信するには、その国のネット上の特有の慣習に従うほうが効果的です。たとえば、インフルエンサーを利用してWebマーケティングを行いたい時は、どのインフルエンサーがどのようなターゲットに影響があるかに詳しい必要があります。そこで、母国のネット事情に関する知見が求められます。
数字に基づいて論理的に考える能力
Webマーケティングでは、GoogleアナリティクスやTwitterアナリティクスなどのデータ分析するツールを使って、施策の効果を計ることも業務の1つです。そのため、論理的に数字を使って考える能力が大事になります。
個人でWebサイトやSNSアカウントを運用した経験
また、仕事としてWebマーケティングの経験がなくても、多くの人から見られているブログやWebサイトを運営していることや、SNSアカウントでのフォロワーが多いことは、企業に評価されるポイントになります。
将来Webマーケティングの仕事を目指しているならば、個人のブログ・Webサイト・SNSアカウントの運用に力を入れるほうがよいでしょう。
まとめ
Webマーケティングは、Webを通じて商品やサービスと顧客をつなぐことができる、やりがいのある仕事です。そして、未経験であっても、Webマーケティングに求められるスキルを身につければ、Webマーケターとして転職することが可能です。日本でWebマーケティングに興味を持っている外国人の皆さんは、ぜひスキルを身に付けてチャレンジしてみましょう。
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jopus編集部
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