日本で就職するときは、どんな企業に就職するかによってその後のキャリアや仕事の仕方が大きく変わってきます。
そこで、今回は就職先となる企業を大きく4つのタイプに分けて、それぞれのメリット・デメリットについて解説したいと思います。日本での就職を考えている外国人留学生の皆さんはぜひ参考にしてください。
就職企業先のタイプ別に考えるメリット・デメリット
日本で就職をするときの企業のタイプを分類すると、大きく4つに分類できます。
- 日系大手企業
- 日系中小企業
- 外資系企業の日本法人
- スタートアップ企業
日系大手企業
外国人留学生の就職先として最も人気があるのが、東証一部などに上場している日系大手企業です。日系大手企業の多くがグローバルに事業を展開しており、海外と国内の橋渡しや海外事業の拡大に向けて優秀な外国人留学生の採用を活発化しています。日系大手企業に就職するメリットとデメリットとしては下記が挙げられます。
メリット | デメリット |
・給与が高い ・国際的な業務に携われる可能性が高い ・入社後のキャリアパスが豊富 ・教育・研修体制が充実している |
・教育・研修期間が長い ・裁量ある仕事を任せられるまでに時間がかかる ・部署異動などが頻繁にある |
日系中小企業
日本には、従業員数は少ないものの特定分野で高い技術力を持ち、世界的にも高いシェアを持っている優れたニッチトップの中小企業がたくさん存在しています。製造業を中心に、深刻な人材不足に悩んでいる中小企業の多くが積極的に外国人留学生の採用を進めています。日系の中小企業に就職するメリットとデメリットとしては下記が挙げられます。
メリット | デメリット |
・アットホームな雰囲気 ・早くから裁量ある仕事を任せられる ・専門分野の知識やスキルを身につけられる |
・教育・研修体制が不十分なこともある ・入社後のキャリアパスが限定される ・大手企業と比較すると給与は低め |
外資系企業の日本法人
日本に進出している外資系企業も、語学が堪能で能力も高い外国人留学生を積極的に採用しています。欧米系の投資銀行やコンサルティングファーム、IT企業などは日本のトップクラスの大学を卒業した外国人留学生からも人気の就職先となっています。外資系企業の日本法人に就職するメリットとデメリットとしては下記が挙げられます。
メリット | デメリット |
・実力次第で昇進や給与アップが可能 ・早くから裁量ある仕事を任せられる ・海外拠点へと異動できる可能性もある |
・解雇されるリスクもある ・日本法人が撤退するリスクもある |
スタートアップ企業
最近では、日本においてもベンチャーキャピタルなどからの投資を受けて起業する人が増えており、数多くのスタートアップ企業が生まれています。グローバルに事業展開を進めたいスタートアップ企業の多くが積極的に優秀な外国人留学生の採用を行なっています。スタートアップ企業に就職するメリットとデメリットとしては下記が挙げられます。
メリット | デメリット |
・実力次第で昇進や給与アップが可能 ・早くから裁量ある仕事を任せられる ・企業の成長次第で大きなリターンを得られる |
・雇用の安定性は低い ・会社が倒産するリスクもある ・給与は安め |
まとめ
いかがでしょうか?どのタイプの企業にもそれぞれ長所と短所がありますので、一概にどのタイプが良いということはできません。大事なことは、自分の価値観に合った働き方ができる企業に就職することです。安定した環境で着実に成長していきたいという方には大手企業がおすすめですし、若いうちからチャレンジングな仕事をしたいという方には外資系企業やスタートアップ企業などがおすすめです。
最初に入社する会社はその後の仕事に関する考え方にも大きな影響をおよぼしますので、ぜひ上記の分類も参考しながら、慎重な企業選びを行ないましょう。
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jopus編集部
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