【外国人ITエンジニア向け】日本のプログラミング言語別の給与ランキング

ITエンジニアの年収は、扱うプログラミング言語によって変わってきます。年収に差があるのであれば、より給与の支給が多いプログラミング言語を勉強したい、という外国人の方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、日本のプログラミング言語別の給与ランキングについて紹介します。日本でエンジニアの仕事をしたいと思っている外国人のみなさんはぜひ参考にしてみてください。

  1. 日本のプログラミング言語別給与ランキング
    1. 1位:R言語
    2. 2位:Go言語
    3. 3位:TypeScript
  2. 日本のプログラミング言語別の求人数
    1. 1位:Java
    2. 2位:PHP
    3. 3位:Javascript
  3. まとめ

1.日本のプログラミング言語別給与ランキング

1位:R言語

R言語とは統計解析に特化したプログラミング言語です。機械学習やビッグデータ解析の分野で利用されています。シンプルな言語構造をしているため、習得難易度は高くありませんが、使いこなすためには統計の知識や数学的な知識が求められる言語のようです。求人年俸平均額は474万7434円~831万1375円となっています。

2位:Go言語

Go言語は、2009年にGoogleによって開発されたプログラミング言語です。この言語は、開発者がプログラミングしやすく、処理速度が速いシステムを開発するのに便利なようです。現在幅広い業界で「5G(第五世代移動通信システム)」が注目されていますが、5Gは大量のデータを一度に処理する必要性があることから、並列処理に優れたGo言語が役に立ちます。さらに、習得が比較的容易なこともあり、今後より需要が高まると見られています。求人年俸平均額は、463万4384円~791万5711円となっています。

3位:TypeScript

TypeScriptは2012年にマイクロソフトによって開発された、主にフロントエンドの開発をおこなう際に用いられるプログラミング言語です。2017年にGoogle社内の標準言語として承認されたことで関心が高まっています。学習コストが高いことや、TypeScriptで開発ができる人材が稀少なことから、需要が高くなっているようです。求人年俸平均額は、460万5892円~787万5212円となっています。

2.日本のプログラミング言語別の求人数

1位:Java

Javaは、OSに依存せず動作する汎用性の高い言語です。プログラムを細かく分解でき、開発も分割して進めることができるため、Javaは大規模なシステム開発がしやすく、SIerなどが扱う大規模toBシステムなどで採用されています。このような大規模なシステムやAndroidアプリ開発など、様々な現場で使われている言語のため求人数も多く、Javaを習得していれば仕事を選ぶ幅も広げられるでしょう。

2位:PHP

PHPはおもにWebサービス/Webアプリ開発に使われるプログラミング言語です。ブログソフトウェアであるWordPressの開発にも使われています。開発実績が豊富であるため安心して採用できることや、PHPエンジニアの確保のしやすさなどから、Web開発の現場で広く使用されており、それに伴い求人件数も多くなっています。PHPのスキルの他に、HTML・CSS、JavaScript、MySQL、WordPressなどのスキルや、サーバーの設定・運用の経験なども求められることが多いようです。PHPエンジニアとしてWebアプリの開発案件に携わるのであれば、常にスキルアップが求められるでしょう。

3位:Javascript

JavaScriptは、主にブラウザ側で動作する言語で、Webサービスでの高機能な画面動作(UI/UX)を実現するのに欠かせない言語です。昔から世界的に使われてきた言語であるため、便利なライブラリやフレームワークが豊富です。また、ほとんどのWebサイトに使われており、フロントエンドとサーバーサイドの双方に活用できるので、汎用性があり、需要も高いようです。しかし、周辺知識も併せて習得しているエンジニアを求める求人が多く、フロントエンドエンジニアの場合、JavaScript、HTML5、CSS3の知識をセットで求めている企業が多いようです。場合によっては、UX、UIなどのデザイン知識も要求されるケースがあります。サーバーサイドエンジニアの場合は、サーバーサイドの代表的な技術であるLAMPなどと合わせた開発が行われるケースが多いため、PHP、Linuxなどの知識を求められる傾向にあるようです。

3.まとめ

外国人だからといって、特別に習得するべきプログラミング言語はありませんが、キャリアアップして年収をあげるためには、まず、求人件数の多い Java、PHP、Javascriptをマスターすると良いでしょう。その後、給与ランキング上位であるR言語やGo言語などを学んでいくと採用選考でのアピールにもなります。また、ITプログラマーの年収を上げていくには継続したスキルの向上が必須となります。変化の激しいIT業界だからこそ、現場で活躍するためには常に勉強し続け、スキルのブラッシュアップを行いましょう。

【参考サイト】HRog|2020年版プログラミング言語別年収ランキング

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