【外国人ITエンジニア向け】日本のITエンジニアの代表的なキャリアパス例、4パターンを紹介!

ITエンジニアとして活躍している外国人の皆さんの中には、日本ではどのようにキャリアを描けるのか気になっている人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、日本のITエンジニアの代表的なキャリアパス例をご紹介します。どんなパターンがあるのか、ぜひ参考にしてみてください。

  1. 日本のITエンジニアのキャリアパスの代表例
  2. 多様化するITエンジニアのキャリアパス
    1. スペシャリストとしてのキャリアパス
    2. 他職種へのキャリアパス
    3. フリーランスへのキャリアパス
  3. まとめ

日本のITエンジニアのキャリアパスの代表例

これまで日本でのエンジニアのキャリアパスは、プログラマー(PG)としてキャリアをスタートさせ、経験を積みながらシステムエンジニア(SE)→プロジェクトリーダー(PL)→プロジェクトマネージャー(PM)といったキャリアを積むステップが一般的でした。ステップを踏むごとに統括するチーム範囲が広がるなど、これまではマネジメント寄りのキャリアパスが多かったことが特徴です。

多様化するITエンジニアのキャリアパス

日本でのITエンジニアのキャリアパスは、PGからPMなどの基本的でシンプルな流れが代表的でしたが、IT技術の発展により現在は選択肢の多様化が進み、PGやSEを経験した後に、マネジメント以外のキャリアパスを考えている人が増えているようです。ここでは、現在主流になってきているキャリアパスの各職種をご紹介します。

スペシャリストとしてのキャリアパス

フルスタックエンジニア

フルスタックエンジニアとは、全ての開発を一人で対応できる専門知識を極めているエンジニアのことを指します。専門的なスキルのほか、IT業界のトレンドや動向にアンテナを張り、新しい技術に興味を持ってスキルアップを欠かさないという人が向いているようです。

テックリード

テックリードは、エンジニアチームと他部署などを繋ぐ、窓口的な役割を行う職種です。コミュニケーション力のほか、エンジニアチームのリーダーとして高度な技術力が求められています。

インフラエンジニア

インフラエンジニアは、ITインフラの設計構築や運用保守を担うエンジニアです。サービスの規模、予想される通信の量などを考え、適切な基盤を作り出す仕事で、サーバーやネットワークに関する知識が必要になります。

ITスペシャリスト

ITスペシャリストとは、ITスキル標準(ITSS)で定義されている6つの専門分野において、レベル3以上を満たす高度な専門性を持つエンジニアのことを指します。技術についてのトップレベルの知識が必要とされるため、SEとして上流工程を担い、プロジェクトの全体像を把握するPMを経てITスペシャリストに転職するというキャリアパスがあります。

AIエンジニア

AIエンジニアは、最先端技術である人工知能(AI)の開発に携わるエンジニアのことで、主にプログラミング分野とデータアナリティクス分野の2つにわかれます。AI技術は日々進歩しているため、絶えず新たな知識をブラッシュアップする必要があります。

他職種へのキャリアパス

データサイエンティスト

データサイエンティストとは、ビッグデータを活用し、情報を収集やデータ分析を行う専門職です。統計学やデータマイニングに関する知識が必要になります。SEとして工程を担いながら統計学やパターン分析を身につけてから転職するというキャリアパスがあります。

Webディレクター

Webディレクターは、Webサイト構築の際、プロジェクトの監督や管理、進行を行う立場の人のことを指します。特にWebマーケティングのSEOやリスティング広告、SNS活用などの知識は必要とされることが多いでしょう。

ITコンサルタント

ITコンサルタントとは、ITを活用して企業の経営課題を解決する専門家のことを指します。経営課題を解決することで達成感を味わえるやりがいのある仕事で、高年収が期待できるようです。

社内SE

社内SEは、社内ITシステムのマルチプレイヤーとして、自社内のシステムおよびインフラの構築・管理業務を担当するエンジニアのことを指します。内容は企業により異なりますが、業務は幅広く存在します。

エンジニア採用担当

エンジニアの採用担当としてキャリアアップすることもできます。技術的な知識があることによって、企業と求職者のミスマッチを防ぐことにもつながるため、エンジニアとしての知識とキャリアが重宝されるでしょう。また次のステップとして、フリーランスという選択肢も考えられます。

フリーランスへのキャリアパス

ITエンジニアのキャリアは、Webエンジニアの仕事だけではなく、IT講師や技術ライターなど、フリーランスで活躍できる職種もあります。日本での会社員経験があり、仕事内容が会社員時代とほぼ同じ場合は、仕事をもらう先と業務委託契約などを結べば、比較的ビザも取得しやすいようです。

まとめ

新しい技術や新しいプログラミング言語の登場により、より専門的なIT技術が求められることも増えてきました。さらに、Slerが主流だった2000年以前よりも事業会社が増え、さまざまなニーズに対応していく必要があることから、日本のITエンジニアのキャリアパスは多様化しています。日本でキャリアをどう歩んでいくべきか、自分のキャリアを考えた上で、転職や社内での希望提出を考えましょう。

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