仮想化(かそうか)とは・意味

仮想化(かそうか・virtualization)とは、実在するハードウェアが持つIT資源をソフトウェアを使って分割・統合し、実在しないハードウェアを再現することです。仮想化は、リソーの無駄をなくすための技術です。

ハードウェアが持つCPU、メモリ、ハードディスク、ネットワーク等の物理リソースの数量は限られています。しかし、これらを仮想化することで効率的に利用できるようになり、実際の数量以上のリソースが稼働しているかのように見せかけることができます。

例えばストレージを仮想化する場合、2GBのストレージが10台あるならば、これをソフトウェアを用いて統合・分割することで、最大20GBの容量を自由に割り振って使用することができます。10GBの仮想ストレージが1台と2GBの仮想ストレージが5台、などのかたちで使うことができるのです。

仮想化には、普段使用されていないリソースを無駄なく使うことができたり、機器の設置スペースを削減できたり、リソースの拡張やハードウェア障害への対応がしやすくなったりするなどのメリットがあります。

例:その件はサーバーを仮想化することで対応します。

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