就職活動中に職場を選ぶとき、「働きやすさ」は事前にチェックしたいポイントのひとつです。そんなときに参考になる「正社員が働きやすい業界ランキング」を、企業口コミサイトのキャリコネが発表しました。
1位は同評価点の「電気・ガス」と「医薬品」でした。「電気・ガス業界」は社会のインフラを担う業界なので、エネルギーの小売自由化により新規参入も増えています。なかでも総合評価の高い東京ガスでは、20時以降の残業を原則禁止し、フレックスタイム勤務、在宅勤務を導入しています。単身寮や家族寮といった住宅費負担を軽くする福利厚生も手厚く、評価を高めているようです。
「医薬品業界」は、年収の満足度が高い業界のひとつです。外資系企業、日系企業ともにワークライフバランスへの取り組みが進んでいます。アステラス製薬では、職務によりフレックスタイム制や裁量勤務制などの働き方を導入しています。出産育児支援が充実しており、託児費用補助制度や在宅勤務制度もそろっています。同社は、女性活躍推進にすぐれた企業として、2016年の「なでしこ銘柄」に選ばれています。
3位は「ガラス・土石製品」です。おもに建築用・自動車用版ガラスや液晶用ガラス基板、セメントや建築粘土製品、陶磁器などを開発・製造する業界です。TOTOでは、2015年よりパパママ制度を導入し、小6までの子どもの育児・傷病看護のための連続休暇取得を奨めています。また、ジョブリクエストや社内公募、海外チャレンジ制度など、社員のやる気を高める人材育成制度も取り入れています。
続く4位は「電気機器業界」、5位は「輸送用機器業界」と「化学業界」、7位は「リース・消費者金融・クレカ・信販業界」、8位は「石油・石炭製品業界」、9位は「非鉄金属業界」、10位は「銀行業界」でした。
ランクインした業界をみると、年収の高さや企業の将来性に加え、社員1人ひとりに寄りそった福利厚生を設けている企業が多いようです。フレックス勤務や育児支援、人材育成制度など、個人の求めるワークライフバランスにより選ぶ基準はさまざまです。気になる企業があった際にはぜひ確認してはいかがでしょうか。
この調査は、2015年4月1日から2018年3月31日までの期間に、キャリコネ会員のうち勤務先を評価対象企業に選んだ会員を対象に実施されました。
jopus編集部
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