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東京・新宿、新成人の約5割が外国人

成人の日となる1月14日、東京・新宿区は京王プラザホテルで新成人を祝福する式典「はたちのつどい」を開催しました。

式典には、色鮮やかな振り袖やスーツ、紋付きはかまなどの晴れ着に身を包んだ新成人約1,100名が集合し、記念撮影をしたり友人たちとの久々の再会を楽しむなどして盛り上がりました。

新宿区の新成人は外国人が多いのが特徴で、今年は新成人4,109名のうち約5割にあたる1,868名が外国人となり、過去最多となりました。新宿区全体としては人口約34万人のうち外国人は約43,000人で、全体の12%程度を占めています。

当日の式典でも日本の振袖のほか、バングラデシュのガウンやマレーシアのバジュクロンなど多くの新成人が自国の民族衣装などを着て参加し、国際色が豊かなイベントとなりました。

式典の最後に司会を務めた新成人の金子怜未さんが外国人の新成人に向けて英語で誓いを述べると、会場からは大きな拍手が起こりました。

新成人の門出を祝った吉住区長は、「今は、ネットをはじめとしてたくさんの情報があふれている社会ですが、何かを決めるときには自分の頭で考え、自分で判断できる大人になってください」とエールを送りました。

日本全体で外国人の受け入れが進むなか、今後は日本の伝統行事である成人式もより国際色が豊かな式典へと進化していくことになりそうです。

【参照記事】「はたちのつどい」を開催 装い華やかに 新成人約1,100名が集う

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jopus編集部

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