総合求人情報サイト「はたらこねっと」などを運営するディップ株式会社は4月10日、出入国管理法(入管法)改正に伴い、「はたらこねっと」のユーザーに対して行った「人手不足の実態」や「外国人労働者の受け入れ拡大に対する印象」などに関するアンケートの調査結果を公表しました。
この結果、回答者の64%が勤務先が人手不足だと感じていることがわかりました。さらにこれらの回答者に人手不足について考えられる要因を尋ねたところ、「採用したものの定着しない」が最多の21%、次いで「退職や異動による欠員」が19%、「求人募集をしても応募がない」が13%、「勤務先に人手不足への問題意識がない」が12%と続きました。
続いて、外国人労働者受け入れ拡大については、賛成が41%、反対が43%でした。賛成する理由としては「人手不足の職種や業界では貴重な働き手となる」が41%、「労働意欲のある働き手が確保できる」が26%など、人手不足や労働力の改善を期待する回答が上位でした。
さらに、外国人労働者の受け入れにあたって必要なことを尋ねたところ、「日本における仕事のルールや文化の違いを丁寧に教えてあげること」「国際感覚を持った同僚や上司を配置し、人種で給与に差をつけず能力給を採用」することなど、外国人労働者への丁寧なサポートや日本人労働者との待遇差をなくすことなどの意見がみられました。一方、外国人労働者受け入れ拡大に反対した回答者からは「日本人の雇用を守ったうえで外国人労働者の受け入れ拡大をすべき」との意見がみられました。
今回の調査結果をまとめると、外国人労働者の受け入れ拡大については賛成と反対が同程度であること、外国人労働者の受け入れにあたっては働くための環境整備やサポートが求められていること、そして人手不足の解消への期待がある一方、日本人の雇用が守られるかどうかへの不安があることがわかります。外国人労働者の受け入れ拡大に伴い、さまざまなサービスが生まれ、支援体制の整備が図られる中、どのように調和していくか、引き続き動向が注目されます。
jopus編集部
最新記事 by jopus編集部 (全て見る)
- 【大阪府 】貿易企業の法人営業 - 2021年11月18日
- 【参加者募集】スキルアップAI、23卒の学生を対象にAIエンジニアになるための長期インターンプログラムを開催 - 2021年11月11日
- 【東京】インハウスWEBデザイナー - 2021年11月5日