外国籍の方が日本で仕事をするとき、悩みのひとつとしてよく聞かれるのが「日本語でのコミュニケーション」です。
そんな現場での問題を解消すべく、株式会社シアンス・アールから、スマホIP無線アプリ「Aldio Enterprise(アルディオ エンタープライズ、以下 Aldio)」が登場しました。Aldioを通して話すと、話した内容が複数の言語の音声とテキストでリアルタイム翻訳されます。スピーカーマイクなどの周辺機器と連携するため、スマートフォンに触れることなくハンズフリーで通話できます。
おもな機能は、グループ通話、個別通話、マルチグループ受信、通話履歴の再生、チャットの5つです。さらに「音声のテキスト化」や、受信した音声を設定した複数の言語に同時翻訳する「パラレル翻訳」、マップの対象範囲にいるメンバーに通話を限定する「MAP通話」、グループ内のユーザーの位置や行動履歴の確認する「動態管理」、ほかの企業と連携して通話できる「企業間通信」、ボタンを押すと定型文が読み上げられる「定型文設定」といった便利な機能がそろっています。
言語は英語、中国語、ベトナム語、タイ語をはじめとする14か国語に対応しています。(2019年4月時点)アプリは無料でダウンロードでき、1ライセンス月額600円から利用可能です。
シアンス・アール社によると、今後は、ライブ動画のグループ通話機能で現場の状況を共有することや、AIアシスタントによる自動応答での現場サポート、位置情報等のIoTデータとの連携、通話・テキストデータのビッグデータ解析などの機能追加も予定されています。また、同社は4月11日、Aldioの国内特許登録とPCT国際出願したことについても発表しています。
Aldioは現在、航空、鉄道、建設、流通店舗などの業界に導入されています。さまざまな国籍の人材が言葉の壁をこえて活躍できるよう、同サービスを導入する企業がさらに広がることに期待がかかります。
【ウェブサイト】IP無線で現場が変わる | スマホIP無線サービス【Aldio】
jopus編集部
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