英語力と専門スキルを活かして働く会社員はいったいどこに働きがいを感じるのか。それをテーマにしたアンケート調査結果を、グローバル人材の転職支援会社のロバート・ウォルターズ・ジャパン株式会社が4月9日に発表しました。
調査結果によると、最も働きがいを感じるのは、上司・部下とも「成長を実感できたとき」で76%でした。そして「高い評価を受けたとき(上司評価)」が62%、「同僚・取引先に感謝されたとき」が54%と続きました。
これを20代の回答者に絞ると「成長を実感できたとき」への支持は93%でした。また、「高い成果を出したとき(自己評価)」が69%で、全体の回答では2位だった「高い評価を受けたとき(上司評価)」を14ポイント上回りました。20代では、成長への高い意欲と、上司からの評価よりも高いパフォーマンスで仕事できているか、自己の目標値にかなっているかを気にかける姿勢がうかがえます。
また、報酬アップ以外にモチベーションがあがるのは「社会・ビジネスに貢献していると感じたとき」が68%で1位、「新たな挑戦・課題が見つかったとき」が66%で2位、「昇進・昇格したとき」が48%で3位でした。さらに、職責で比べると、上司グループでは「社会・ビジネスへの貢献」が1位だったのに対し、部下グループでは「新たな挑戦・課題」が1位でした。さらに上司グループでは過半数の54%が「昇進・昇格」を支持するなど、立場の違いにより、モチベーションがあがる点が明確に異なっていました。
そのほか、モチベーションアップには、トレーニングや社内イベント・部会では即効性が期待できない一方、アワード受賞などのレコグニションはモチベーション喚起に一定の効果があることがわかりました。
アンケートは、2019年3月5日から2019年3月12日まで、554人の外資系企業やグローバル展開の進む国内企業で働く日本人正社員を対象に行われました。
jopus編集部
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