多言語コールセンターの運営などを手掛けるランゲージワン株式会社(以下、ランゲージワン)は7月31日、コニカミノルタ株式会社(以下、コニカミノルタ)のオンライン翻訳システムなどを採用した「オンライン多言語映像通訳・多言語AI音声翻訳サービス」の提供を始めました。
今回提供を開始したサービスは、自治体や企業などで利用するオンライン多言語翻訳システム「KOTOBAL(コトバル)」と、医療機関向けコミュニケーション支援タブレット「MELON(メロン)」を、ランゲージワンの多言語コールセンターと融合させたものです。KOTOBALとMELONはコニカミノルタが開発したサービスで、人工知能(AI)を使った自動翻訳機能を用い、行政や金融機関の窓口、医療機関を訪ねた外国人とのやりとりをタブレット上で翻訳することができます。複雑な内容の場合は、ランゲージワンのコールセンターの通訳に繋ぎ、三者間で会話することができます。
コールセンターを介した三者間の対応言語は、英語、中国語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語、タイ語、ロシア語、タガログ語、ベトナム語、ヒンディー語、ネパール語、インドネシア語の12カ国語になります。
在留外国人の増加により、自治体や金融機関、医療機関を訪れる外国人も増えています。しかし、金融機関や医療機関などの専門性が求めらる現場での通訳翻訳の多言語対応はまだ遅れているのが現状です。このような専門的知識に対応できる通訳サービスが今後も増えることに期待しています。
【参照リリース】役所窓口や病院に来た外国人と3者つないで会話 ランゲージワンがコニカミノルタと提携し、12カ国語通訳

jopus編集部

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