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留学のきっかけは日本文化への興味が3割。外国人留学生アンケート調査

学校広報事業を展開する株式会社アクセスリードが2018年12月25日、「外国人留学生の進路決定行動に関するアンケート調査」を公表しました。

まず「日本に留学しようと思ったきっかけ」について、もっとも多い回答は「日本文化に興味がある」の34.8%でした。マンガやアニメを挙げている人が多く、「日本文化への興味」と「進学希望校種」でかけ合わせてみると、67.7%が専門学校志望者だということがわかりました。

日本に留学しようと思ったきっかけ【日本に留学しようと思ったきっかけ】

次に多い「日本で進学をしたい」と回答した人のうち73.3%は中国出身者でした。さらに「日本で進学したい」と「中国出身者」でかけ合せると、回答者のうち63.6%が大学院志望でした。一方で、「日本に就職したい」と「中国出身者」でみると、回答した中国出身者のうちわずか4%にとどまり、日本で進学後に帰国して就職したいというキャリアプランがうかがえます。

また、「日本の生活で困ったこと」については、日本語の学習に続き、日本独自の敷金・礼金制度やガス・電気などの契約や変更が複雑な「住まい探しや引っ越し」が挙げられました。「現在通っている日本語学校を探すときの条件」について、「知り合いがいる」ことを重視する傾向があることからも、知り合いに住まいの相談や同居などで頼ることができるといった理由が考えられます。

日本の生活で困ったこと【日本の生活で困ったこと】

なお、日本の生活で困ったことについての男女別の回答では、日々のなかで日本人とのコミュニケーションを必要とする「買い物」「アルバイト」を挙げたのは男性のみであり、男性3.8%、女性0.0%との結果になりました。

そして「受験する日本の大学や専門学校を選ぶときに重視すること」について、もっとも重視されているのは「学習内容」であり、地域特性が顕著にあらわれました。留学生最多の中国においては「興味のあることが勉強できる」に続き、「就職率がいい」が全回答者数のうち16.7%と、志望校検討段階よりも、卒業後も見据えた学校探しをしていることがわかりました。このほか、ネパール・ベトナム・モンゴルなど、非漢字圏においては「英語で授業が受けられる」ことを重視する人がいました。

受験する学校(日本の大学・専門学校)を選ぶときに重視すること【 受験する学校(日本の大学・専門学校)を選ぶときに重視すること】

最後に「現在通っている日本語学校を探すときの条件」については、「学校の場所が便利」との回答者が48.5%と最多でした。地域別にみると、東アジア地域は「授業の内容が自分に合っている」が35.2%、「進学率・進学実績がいい」が38.0%と、立地以外は授業の質の高さなど実質的な部分を重視する傾向にあります。

 現在通っている日本語学校を探すときの条件 現在通っている日本語学校を探すときの条件【 現在通っている日本語学校を探すときの条件】

特に中国出身者に限定すると、41.3%が「進学率・進学実績がいい」がもっとも多く、南アジア地域は「同じ国の出身者が多い」が25.0%、「知り合いがいる」が12.5%、中央アジア地域は「知り合いがいる」が50.0%と、日本への留学生がまだ少ない地域の出身者は生活や進学の相談などがしやすい同郷の人が多い学校を好むことがわかりました。

同調査は、日本国内の日本語学校等進学準備機関に在籍の外国人学生を対象に、2018年2月から10月までの期間に実施されました。

今回明らかとなった傾向をもとに、学校側は強みや特性といった訴求ポイントを細やかに打ち出すことで、進学を希望する留学生とのマッチングがよりスムーズになることが期待されます。

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jopus編集部

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