パーソルキャリア株式会社は6月3日、ビジネスパーソンを対象に調査した結果をもとに「転職人気企業ランキング2019」を発表しました。
総合ランキングの上位3社は、1位が「グーグル」、2位が「トヨタ自動車」、3位が「楽天」でした。今回、前年2位だった「グーグル」と1位だったトヨタ自動車が入れ替わり、この上位2社はそれぞれ約5,000ポイントを獲得しています。3位の約2,300ポイントとは倍以上の差をつける結果となりました。投票者の理由をみると、グーグルには「さまざまなバックグラウンドの優秀な社員に出会えそう」「世界を変えるサービスを作ってみたい」、トヨタ自動車には「技術力が高く、世界にほこれる企業だから」「日本で一番の車づくりを学びたい」といった声がありました。
今回3位の楽天は、前年の5位から2つ順位を上げました。同社は昨年、携帯電話事業への参入も表明しており、「イノベーションもあり、活気があるから」「時代に先行しているから」「もっとグローバルな企業になりそうだから」といった企業の将来性や変革性を支持する声が多くありました。
ランキング上位30社の中で、前年から大きく順位を上げたのは、14位から5位となった「アマゾンジャパン」、30位から7位となった「キーエンス」、123位から16位となった「ZOZO」です。アマゾンジャパンは、ネットショッピングや音楽・映像の配信、クラウドサービスなど多角的な事業展開をを進めており、「成長性があるから」「革新的なサービスが多くあるから」「時代を作る力を持っているから」といった理由で支持を集めました。そして、前年から23位順位を上げたキーエンスは、営業力と高い報酬額に定評があり、理由の中では「給与・待遇がよさそう」「優秀な社員が多そう」の割合が特に高くなっていました。さらに、前年からプラス107位と大きく順位を伸ばしたZOZOは、「自由な社風と充実した福利厚生があるから」といった理由に加え、「社長に興味があり、一緒に働いてみたい」という声も多く集まりました。
業種別ランキングでは、建築・プラント・不動産業界の企業が順位を上げました。前年71位から40位となった「三井不動産」や、88位から42位となった「三菱地所」をはじめ、189位から72位となった「大成建設」、184位から86位となった「積水ハウス」など、大手ディベロッパーやハウスメーカーが軒並み順位を上げています。市街地の再開発や大型イベントの会場建設、大規模インフラの老朽化対策、商業施設や住宅の改修・修繕まで、高まりつづける開発ニーズを背景に、建築・プラント・不動産業界では長きにわたり人材不足が続いています。このことからも今、特に勢いのある業界だと印象を受けた人が多く、これらの企業に票が集まったと想定されています。
今回の調査は、パーソルキャリア株式会社が運営する転職サービス「doda(デューダ)」にて、22歳から59歳までのホワイトカラー系職種の正社員の男女5,054人を対象に2019年2月に実施されました。
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jopus編集部
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