京都市は7月から、災害が起きたときに外国人が避難所の担当者とコミュニケーションが取れるよう、19言語を通訳する電話サービスを始めました。
近年、日本では大型台風や集中豪雨などの自然災害が多発しています。災害時には避難所に避難することになりますが、外国人向けに多言語で避難所の案内やルール説明を行っている自治体は少ないのが現状です。
そこで京都市では、多言語の通訳電話サービスを導入しました。同サービスでは、英語のほか、中国語やベトナム語、ミャンマー語など、アジアを中心とした19言語に対応しています。避難所の担当者が日本語が話せない外国人に、避難所でのルールや被害状況、食料などの支援物資の見通しといった情報を伝えたい場合、通訳スタッフが携帯電話のスピーカーモードを利用してコミュニケーションの手助けをします。避難所が開設されたときには、通訳スタッフが電話対応のために24時間体制で待機しています。
自然災害が多い日本で、避難所を利用する外国人が、日本語などの問題で避難所のルールを理解することに困難を感じることも多いでしょう。京都市の通訳サービスのような取り組みが今後も各自治体に広がるを期待したいところです。
【参照リリース】避難所の外国人に19言語を通訳
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jopus編集部
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