外国人が日本で働くときのみならず、自国で働くときにも役立つのが、日本の開発や産業についての知識です。これらの知識は開発や産業の領域にとどまらず、日本での就労を希望する留学生をはじめとして、自国と日本の架け橋となり活躍したい外国人にとっても重要とされます。
そんな日本の開発や産業の関する歴史を学ぶことができる「日本・グローバル開発学プログラム(JGDP)」を新潟県にある大学院大学の国際大学が開設しています。このプログラムは、政府開発援助(ODA)の実施機関であるJICAが実施している「JICA開発大学院連携」の取り組みの一環で、国際大学が2年制の修士プログラムとして開始したものです。近代における日本の開発やODAの実施などに関する内容を授業科目とし、留学生以外に日本人も英語で履修することができます。すでに科目としては2018年9月より開始しています。
国際大学学長の伊丹敬之氏は「このプログラムを通じて日本の開発経験を伝えるとともに、欧米とは異なる日本の開発の論理をつくり、世界に発信していくことを目指しています。成功には必ず論理があります。日本が発展した背後に一体どのような論理が隠れているのかを、現実に起きたことから推測してエキスのように抽象化し、日本の論理として海外の人々に学んでいただく。それを各国の事情にあわせて応用していただければと考えています。」と述べています。
こうしたプログラムを通じて、各国から日本に集まっている高度人材や技能実習生といった外国人が日本経済や産業について学び、よりよい社会活動に貢献していくことが期待されます。
【参照ページ】概要 | JICA開発大学院連携について – JICA開発大学院連携
【参照ページ】日本・グローバル開発学プログラム(JGDP)
jopus編集部
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