厚生労働省の最新の調査によると、新規高卒就職者の39.3%、新規大卒就職者の31.8%が、就職後3年以内に離職していることが分かりました。
離職率を就職先の事業規模別にみてみると、大卒就職者の場合、1,000人以上の企業の3年以内離職率が24.2%、5人未満の企業の離職率は57.0%となっており、事業規模が小さくなるにつれて離職率が高まっている傾向が明確となっています。また、同様の傾向は高卒就職者にも見られます。
また、大卒就職者の就職先として3年以内離職率が最も高かった業界は宿泊業・飲食サービス業で49.7%となっており、次いで教育・学習支援業(46.2%)、生活関連サービス業・娯楽業(45.0%)、医療、福祉(37.8%)、小売業(37.7%)となっています。なお、高卒就職者の場合でも、最も3年以内離職率が高かったのは宿泊業・飲食サービス業で、63.2%となりました。
厚生労働省では、離職者の支援に向けて平日夜間や土日にも電話やメールで仕事の相談ができる無料相談窓口を通じて引き続き支援を行っていくとしています。
【参照記事】新規学卒就職者の離職状況(平成 27 年3月卒業者の状況)を公表します
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jopus編集部
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