観光庁は、各自治体が非常時に外国人旅行客への対応力を強化できるように、「伝わる表現」の用語集と、「非常時における訪日外国人旅行者対応マニュアル作成のための指針」の2つを作成し発表しました。
これまでのガイドラインの多言語文例では、災害に対する知識が日本人と異なる外国人観光客には表現が伝わりにくいなどの問題がありました。そのため官公庁は、災害時に取るべき行動を具体的かつ簡潔に伝わるような表現を選び、用語集を作成しました。
また、多くの自治体等では、外国人旅行者に対応した災害対応マニュアルの整備が進んでいないなどの課題がありました。これを受けて、外国人旅行者を対応する行政機関や事業者等向けに「非常時における訪日外国人旅行客対応マニュアル作成のための指針」を作成し、より具体的な対応方針を示しました。
自然災害が多い日本にとって、非常時の外国人旅行客への対応の改善は必須の課題です。外国人旅行客がより安心して日本での滞在を楽しめるよう、今後ますます国と自治体が協力していく必要がありそうです。
【参照リリース】外国人旅行客に対する自治体の非常時対応を強化 「伝わる表現」用語集とマニュアル作成の指針、観光庁が発表
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jopus編集部
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