「グローバル人材紹介(Global Agent)powered by マイナビ国際派就職」を運営する株式会社マイナビは6月11日、日本国内の大学や大学院に留学をしている外国人留学生を対象に行った「新型コロナウイルス感染拡大による外国人留学生の就職活動への影響調査」の結果を公表しました。
調査によると、新型コロナウイルスの影響で62.1%の外国人留学生が「就職活動などの理由により、予定よりも長く滞在する」と回答しており、早期帰国する学生はわずか0.9%に留まりました。
また、現在の就職活動の状況について、5月調査時点で外国人留学生の内々定率は2.2%であることが明らかになりました。21年卒大学生・大学院生の5月末時点での内々定率48.0%(※マイナビ2021年卒大学生活動実態調査(5月))と比較して低い水準に留まっており、5月末時点で就職活動を開始していない学生や就職活動を始めたばかりの学生が多いことから、国内の日本人学生と比べて就職活動のスタートが遅く、内々定率に大きく差がでたと考えられます。
日本での就職活動における不安について、「採用縮小(66.5%)」「面接対策(49.4%)」「履歴書やエントリーシートの準備(32.9%)」などが上位に上がっています。
新型コロナウイルス終息後も「日本で働きたい」(必ず日本で働きたい+できれば日本で働きたい)と考えている外国人留学生は96.2%います。新型コロナウイルス感染症拡大の影響下であっても、ほとんどの外国人留学生が日本に残り続けたいと考えていることが明らかになりました。
日本への就職意欲が低下した留学生では、日本の企業文化への適応や新型コロナウイルスの影響などによる外国人採用の減少などの理由を上がっています。しかし、「日本の生活や文化が好き」「自己成長したい」などの理由で日本で就職したい外国人留学生も多くみられました。
同調査は、調査時点から半年以内に日本に留学をしていた外国人留学生310名を対象に、2020年5月20日から5月25日までの期間に実施されました。
今回の調査で、外国人留学生は日本への就職意欲が高いにも関わらず、国内の日本人学生と比べて就職活動のスタートが遅いということが分かりました。日本で働きたい外国人留学生は、なるべく早めに就職活動を進めていきましょう。
【参照サイト】グローバル人材紹介(Global Agent)powered by マイナビ国際派就職
【参照サイト】マイナビ株式会社
【参照リリース】マイナビ国際派就職、「新型コロナウイルス感染拡大による外国人留学生の就職活動への影響調査」を発表
jopus編集部
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