外国人と働くことについて、外国人と働いている日本人はどのように感じているのでしょうか。
そんな「外国人と働いてよかったこと」「課題に感じたこと」などについてのアンケート調査を、ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社でバイリンガルのための転職・求人情報サイトDaijob.comを運営するヒューマングローバルタレント株式会社が実施しました。
まず、「外国人と働いてよかったこと」については「異文化理解が深まった」が30%ともっとも多く、続いて「語学力が向上した」「新しい価値観に気付けた」が29%ずつで続きました。
この項目では、IT技術系の職種で「語学力が向上した」と「新しい価値観に気付けた」と回答する割合がそれぞれ15.6%、10.9%でもっとも高い結果となりました。また、教育・トレーニング・語学系の職種では「異文化理解が深まった」と回答する割合が15.2%でもっとも高く、財務・会計系の職種では「新しい価値観に気付けた」と回答する割合が10.9%でIT技術系の職種と同じく、もっとも高い結果となりました。
特に語学力が向上したと回答した割合は9割にのぼり、意思疎通の必要性に迫られた結果、あるいは業務効率の向上を図る必要性から、そうした結果につながったことがわかりました。
続いて、「外国人と一緒に働いて課題に感じたこと」については、「価値観が違った」が46%ともっとも高く、「ニュアンスが伝わらなかった」が20%、「意思疎通がうまくできなかった」が14%と続きました。
この項目では、IT技術系の職種で「意思疎通がうまくできなかった」が21.4%、「ニュアンスが伝わらなかった」が12.8%でもっとも高い結果となりました。また、教育・トレーニング・語学系の職種で「価値観が違った」と回答する割合が12.0%、財務・会計系の職種で「ニュアンスが伝わらなかった」と回答する割合が12.8%ともっとも高い結果となりました。
最後に、「一緒に働くうえで大切なこと」についての自由回答では、「お互いの文化の違いを尊重する」ことや「外国の文化、考え方を理解する」ことといった「相互理解」が多く挙がりました。ほかにも、「外国人扱いしないこと」も挙げられました。同社の過去の調査では、外国人から日本企業に対して「外国人扱いしないでほしい」という回答が挙がっていたことをふまえると、外国人と働くうえで相手を意識することは大切であるものの、バランスが必要なことがうかがえます。
今回の調査では、5月17日から21日の間に「外国人と働いている日本国籍の方を対象に「Daijob.com」を通じたインターネット調査で得られた有効回答数311名分が集計されました。
jopus編集部
最新記事 by jopus編集部 (全て見る)
- 【大阪府 】貿易企業の法人営業 - 2021年11月18日
- 【参加者募集】スキルアップAI、23卒の学生を対象にAIエンジニアになるための長期インターンプログラムを開催 - 2021年11月11日
- 【東京】インハウスWEBデザイナー - 2021年11月5日