就職支援会社大手のディスコは1月24日、企業による最新の外国人採用状況についてまとめた「外国人留学生/高度外国人材の採用に関する企業調査」の結果を公表しました。
調査の結果、調査に回答した732社のうち、大卒以上の高度外国人材の雇用経験を持つ企業は 68.2%となっており、そのうち2018 年度に外国人留学生を「採用した」企業は予定を含めて全体の 34.1%、また2019 年度の採用を見込んでいる企業は 53.1%に上ることが分かりました。
従業員規模別に見てみると、2019 年度の採用見込みは、すべての規模で 2018 年度の採用実績を上回っており、特に従業員数1000 人以上の大手企業では7 割近くに上る(67.9%)ことが分かりました。
また、海外の大学・大学院を卒業した外国人の採用については、高度外国人材を雇用している企業のうち2018 年度に「海外大卒の外国人」を採用したと答えた企業は25.7%となっており、前年調査より5.6%増加して過去最高となりました。
2019 年度の採用見込みについては「採用予定あり」が 31.5%と 3 割を超えており、事業の成長に必要な人材については国籍や大学の地域を問わず積極的に採用していきたいと考えている企業の意向が強く読み取れる結果となりました。
なお、外国人社員の活用に今後の課題については「社内での日本語コミュニケーション能力の不足」(48.9%)と「海外人材を活用できる日本人管理者の不足」(44.8%)が 4 割を超えており、受け入れ態勢の整備や外国人社員の日本語力を課題だと考えている企業が多いことも分かりました。
今回の調査からは、日本企業の多くが外国人を貴重な戦力だと考えており、国内留学生、海外大生関係なく外国人の採用が着実に広がっていることがよく分かります。日本で働きたい方にとっては、今後さらに多くのチャンスが増えることになりそうです。
【参照リリース】外国人留学生/高度外国人材の採用に関する企業調査(2018年12月調査)

jopus編集部

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