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外国人留学生の就職率向上に向け、1年生からキャリア支援教育を開始。中央大学

日本学生支援機構のデータによると、日本の大学や日本語学校で学んでいる外国人留学生の数は2018年5月1日時点で約30万人に達するなど、増加の一途を見せています。一方で、現状の外国人留学生の日本国内における就職率は3割程度となっており、大学卒業後の就職率をいかに高めるかが大きな課題となっています。

そんな課題を解決するべく、グローバル人材の採用支援を手がける株式会社アクセスヒューマネクストは、新たに中央大学からの委託を受けて、同大学に在籍しており国内企業への就職を希望している1年生から3年生までの外国人留学生を対象に、低学年からの早期キャリア支援教育プログラムを開始しています。

講座の様子

プログラムでは、日本独自の就職活動に対応した就職活動マナーや就職活動対策などさまざまな講座が用意されているほか、日本漢字検定協会の協力のもとで日本語力向上のための講座も実施されます。

外国人留学生が日本での就職に苦労する理由としては、日本独自の就職活動に関する知識やノウハウを持っていないため、就職活動のタイミングに乗り遅れる、企業の選考にうまく対応できないといった点があります。こうした状況を改善するべく、ヒューマンネクストではまだ就職活動が始まる前の低学年の段階からキャリア教育支援を行うことで、就職率の向上を目指していきます。

今後、他の大学でも同様の講座やプログラムが増え、全国的に外国人留学生の就職サポート体制が充実していくことが予想されます。

【参照サイト】外国人留学生のための早期キャリア教育を開始

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jopus編集部

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