女子就活生に人気の企業はいったいどこなのでしょうか。楽天株式会社は6月7日、同社が運営するクチコミ就職情報サイト「楽天みん就」において、2020年に卒業予定の女子学生を対象に調査した「女子就活生就職人気企業ランキング」を発表しました。この調査では「女性の活躍」や「ワーク・ライフ・バランス」について考察するため、「若いうちから責任のある仕事を任せられそう」「結婚・出産後も活躍できそう」「プライベートも充実できそう」「女性社員が魅力的」という4つの魅力度別に投票項目を設け、女性の就活生に新たな視点での企業選びを提案しています。
総合ランキングでは、昨年の調査に引き続き、化粧品、消費財メーカーの人気が高く、資生堂が1位、花王が2位、コーセーが3位、カネボウ化粧品が4位と、上位4社を独占、100社以内に19社がランクインしました。また、総合商社の人気が上昇傾向にあり、伊藤忠商事が昨年12位から7位に、住友商事は昨年144位から61位まで順位を上げました。その一方で、金融業界は、全体的に人気の落ち込みが見られました。
とくに、総合ランキングで昨年から大幅に順位を上げた企業は、コーセー(10位から3位)、サイバーエージェント(37位から14位)、良品計画(68位から17位)、江崎グリコ(96位から18位)でした。順位をあげた企業の多くに共通する点として、育児と仕事の両立を支援する制度の構築に取り組み、女性が長く働き続けられる環境を整えていることが人気を集める理由となっているようです。
今回の調査は「みん就」に登録している2020年卒業予定の女子学生を対象に、2018年11月1日から2019年3月28日まで、インターネットおよび「みん就」主催の就職フォーラム会場にて、アンケート形式で行われ、回答数は1,094名分でした。
jopus編集部
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