ニュース

アジア各国で採用時給与の上昇率が低下、ジェイエーシーリクルートメント調べ

国内外で人材紹介サービスを展開する株式会社ジェイエーシーリクルートメントは、2021年3月4日にアジア9ヵ国の中途採用時給与水準調査結果を公開しました。以下は調査結果から一部抜粋したものです。

2013年の調査開始以来、中途採用時の給与額は毎年上昇を続けていました。しかし新型コロナウイルスの影響を受け、アジア各国での中途採用時給与の上昇率が、全体的に低下したことが判明しました。

image_from_jac_recruitmentアジア9ヵ国の中途採用時給与水準調査結果より(株式会社ジェイエーシーリクルートメント)

採用時給与上昇率の低下が著しかったのはインドネシア、タイ、マレーシアなど東南アジアの中進国で、新型コロナウイルスの影響を大きく受けた結果となりました。中国も著しく上昇率が低下していますが、新型コロナウイルスへの対策が早かったことから、2021年は急速な回復が予測されています。

アジア9ヵ国で、新型コロナウイルスの影響を著しく受けた業界は、観光業関連(主に旅行・ホテル業界)でした。同業界では大規模な人員削減等を行い、採用もほぼ完全に止まりました。一方で、自宅滞在の長期化に伴い、eコマースを中心とする小売販売やヘルスケア関連は業績を伸ばしています。また、スーパーマーケットなどの食料品・日用品関連業界も業績を伸ばし、同時に採用人数や採用時の給与も増加・上昇しました。

新型コロナウイルスの影響もあり、アジア各国で給与水準の上昇率が低下しています。今後の各国の経済対策に注目が集まりそうです。

【参照リリース】アジア 9 ヵ国の中途採用時給与水準調査結果を公開 アジアの大半の国々で、中途採用時給与の上昇率が減速 
【関連ぺージ】JAC Recruitmentの口コミ・評判

The following two tabs change content below.

jopus編集部

jopus編集部は、さまざまな業界知識が豊富なスタッフが日本で働きたい(働いている)外国人留学生・社会人の皆様にとって役に立つ情報、ぜひ知っておいてほしい情報を分かりやすく解説しています。/外国人の仕事探し・就職・転職支援メディア「jopus」