【外国人求職者向け】添乗員・ツアーコンダクターとして働くには?仕事内容と求められるスキルを解説

近年、政府は訪日外国人観光客を増やす取り組みを積極的に行っています。また、2021年に東京オリンピック開催を控え、さらに観光事業にも力を入れていくでしょう。これを背景とし、今後はより外国語を話せる添乗員の需要が高まっていくと予想されます。今回は添乗員の仕事や年収、必要なスキルなどを紹介します。添乗員の仕事に興味を持っている外国人の皆さんは、ぜひ参考にしてみてください。

  1. 添乗員(ツアーコンダクター)とは
    1. 添乗員の仕事
    2. 添乗員(ツアーコンダクター)の年収
  2. 添乗員として働くには
  3. 日本企業が外国人添乗員を採用したい理由
  4. 添乗員に求められる能力・スキル
  5. まとめ

1.添乗員(ツアーコンダクター)とは

添乗員(ツアーコンダクター)とは、団体旅行などに同行して旅先の案内をしたり、ツアーの準備や、各種手配をしたりと、お客様のサポートを行う人のことです。ツアーを安全かつ円滑に運行し、お客様の楽しい旅を演出することが主な仕事内容になります。

外国人に人気のある通訳としての経験も積めるため、通訳の職に就きたい人にとっては添乗員として働きながら、キャリアアップを目指す人もいるでしょう。また、将来通訳のフリーランスとして働きたいと考えている場合は、添乗員の仕事をしながら観光庁が実施する国家試験の全国通訳案内士の資格を目指すと良いといわれています。

1-1.添乗員として働くには

日本で添乗員の仕事をするには、旅行会社に入社するか、添乗員派遣会社に登録し、旅行会社で派遣スタッフとして働くという選択肢があります。旅行会社に入社した場合は、様々な業務の中のひとつとして添乗員の業務があるようです。 現在、インターネットや店頭等で販売されている添乗員同行パッケージツアーのほとんどは添乗員派遣会社から派遣されているため、専門的に添乗員の仕事をしたい人は派遣会社に登録すると良いでしょう。

また、添乗員になるためには「旅程管理主任者資格」が必要です。この資格は2種類あり、国内旅行のみに添乗できる「国内旅程管理主任者資格」と、国内旅行に加えて海外旅行の添乗もできる「総合旅程管理主任者資格」があります。同じツアーで複数人の添乗員がいる場合、チーフ添乗員が旅行管理主任者資格を所有していれば、チーフの指揮で動くサブ添乗員は資格を持っている必要はありません。始めはサブ添乗員として仕事をしながら、資格取得を目指す人が多いようです。

1-2.添乗員の仕事

・事前準備

旅行会社の関係部署と打ち合わせを行い、旅行先の情報を調べ、航空券やツアー客のリストを確認します。また、ツアー参加者の中に特別なサポートが必要なお客様がいたり、特別に確認しておく事項があったりする場合は、事前にお客様に連絡を取ることもあります。必要に応じて現地団体への連絡などを行う場合もあるでしょう。

・ツアー中

旅行が始まったら、ツアー客が揃っているかの確認、旅行中の注意事項説明、その他サポートを行います。

目的地に到着した後は、ホテルでのチェックインやチェックアウト、現地スタッフと観光スケジュールの打ち合わせ、集合場所についての説明なども大切な業務です。お客様が自由行動をしている間も、次の目的地の準備や事務作業など、さまざまな業務があります。また、急病や盗難が発生した際の対応なども行います。

・ツアー終了後

ツアー中に起こった出来事やトラブルなど、すべて書類にまとめて会社に報告書を提出します。必要に応じて精算や事後調整を行うこともあります。

2.添乗員(ツアーコンダクター)の年収

求人情報・転職サイトdodaの集計によると、添乗員(ツアーコンダクター)の平均年収の相場は326万円でした。年代別に見ると、20代は301万円、30代は340万円となっています。大都市圏で働くほど収入は高くなる傾向にありますが、近年は旅行業界の競争が激化しており、経費削減などの流れで給与水準も下がってきているようです。

3.日本企業が外国人添乗員を採用したい理由

日本政府は、2030年に訪日外国人を6,000万人とする目標を掲げています。それによりインバウンドニーズとしてのツアーやサービスが増え、同じ目線でサービスの提供ができる外国人の需要が高まっています。また、ネイティブレベルの外国語が話せることで通訳の役割も担えるため、日本語、母国語、英語ができれば採用側のニーズは高くなります。

4.添乗員に求められる能力・スキル

添乗員には高い語学力が求められるため、通訳などの経験があると役立つでしょう。また、添乗員は現場の責任者として、トラブルなどが発生した際にはお客様の安全確保を第一に臨機応変に対応する力が求められます。さらに、お客さまに気を配ったり、細かいリクエストに応えたりするおもてなしの気持ちも必要です。その他、お客様に安心してツアーに参加してもらえるような先を見据えたコミュニケーション能力や行動力なども必要となってきます。

5.まとめ

日本で添乗員として働くには、特に高い語学力が必要になってきます。その語学力を活かして将来通訳を目指している外国人のみなさんにもおすすめの職業と言えるでしょう。また、どのような場面でもお客様を不安にさせることなく、安心して旅を楽しめる「旅のお手伝い係」としての役割もあります。添乗員の仕事に興味を持っている外国人の皆さんは、今回の記事を参考にしてみてください。

【参考サイト】doda|平均年収ランキング(職種別の平均年収/生涯賃金)【最新版】

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jopus編集部

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