マージンとは・意味

マージンとは、英語の「margin」から生まれた言葉で、日本のビジネスシーンにおいて「手数料」「余白・余裕」「差」「利ざや・利益」などを意味します。使われる場面や業界によって正式な意味が異なるので、シーン別に以下で紹介します。

商社や量販店では、主に「手数料」の意味で用いられます。商売の取引において、売り手と買い手の間に第三者の仲介業者が介入するとき、取引総額のうち仲介業者が受け取る取り分のことをマージンと呼びます。

例:中間業者にマージンを取られたくないなら、直接取引するしかない。

人材業界では、「派遣会社が派遣先から受け取った報酬から、派遣社員に支払う給与を差し引いたお金」のことを指してマージンといいます。報酬の何%をマージンとして差し引くかを「マージン率」といい、マージン率が高ければ高いほど派遣社員が受け取れる給料は減ります。派遣会社を選ぶ際にはマージン率を確認するといいでしょう。

例:もう少しマージン率を減らして給料を増やしてください。

また、印刷業界では「余白」の意味で用いられます。印刷データを作る際にはマージンを取らないと、印刷や裁断をした際に印刷できていない箇所が出てしまうことがあります。

例:重要な情報が切れないように、マージンを多めに取ろう。