転職エージェントとの面談とは?事前準備から質問内容まで徹底解説

転職エージェントに登録した後には、担当してくれるエージェントとの面談に臨むことになります。しかし、どのようなものを準備するのか、どんなことを聞かれるのか、わからない方も多いはず。そこで今回は、転職エージェントの面談について詳しく解説していきたいと思います。

  1. 転職エージェントとの面談とは?
    1. お互いの自己紹介
    2. 求職者の経歴や仕事内容の確認
    3. 転職理由や希望のキャリアを共有
    4. 転職先に求める希望の条件の確認
    5. 具体的な求人案件の紹介
  2. 面談の前に準備しておくこと
    1. 記入済みの履歴書や職務経歴書
    2. 転職に求める条件の明確化
  3. 転職エージェントとの面談でよく聞かれる質問
  4. 面談で気を付けたい3つのポイント
    1. 上司や同僚の不満を表明しない
    2. 常識的な服装を心掛ける
    3. 黙って遅刻をしない
  5. まとめ

1.転職エージェントとの面談とは?

転職エージェントとの面談は、主に転職エージェントが転職者の人柄やニーズを正確に把握し、求人紹介の精度を上げるために行われます。しかし、転職者が担当エージェントのことを知る機会でもあるので、このエージェントと二人三脚で転職活動をスムーズに進めていけるかという視点を頭の片隅に置いておくようにしましょう。また、面談とはいえ、選考のための面接ではありませんので、あまり硬くなりすぎずに自然体で受け答えをするようにしましょう。

多くの場合、以下のような流れで面談は進行します。

  1. お互いの自己紹介
  2. 求職者の経歴や仕事内容の確認
  3. 転職理由や希望のキャリアを共有
  4. 転職先に求める希望の条件の確認
  5. 具体的な求人案件の紹介

1-1.お互いの自己紹介

まずは担当のエージェントとお互いに自己紹介をすることからスタートします。また、転職エージェントの特徴やサポート内容についても説明を受けます。

このときには、担当エージェントに気軽に質問してみることをおすすめします。転職の体験談や転職支援実績などについて聞きながら、エージェントの人柄を伺い知ることができるでしょう。

1-2.求職者の経歴や仕事内容の確認

自己紹介が終わると、求職者が用意した履歴書や職務経歴書を使って、これまでの経歴や仕事内容などについて確認します。

求職者がどのような仕事に携わり、どんな実績やスキルを得てきたのかをひとつひとつ確認することで、担当エージェントは求職者に対する理解を深めていきます。

また、担当エージェントの質問に答える形で経歴について掘り下げていくことで、自分では気が付いていなかった強みやアピールポイントの棚卸しをすることにもつながります。

1-3.転職理由や希望のキャリアを共有

次に、求職者の転職理由やどのようなキャリアを希望しているのかについて確認し共有します。

これは、今後実施される転職活動のサポートに大きく関わることで、面談のなかでも重要視されています。

転職を決断したきっかけや要因、転職先で何を目指していきたいのかを聞きながら、どのようなキャリアを歩んでいくかのビジョンを一緒に考えていきます。

1-4.転職先に求める希望の条件の確認

その次には、転職先に求める具体的な条件について確認していきます。

条件とは、年収や勤務時間、休日、通勤時間、福利厚生などの労働条件のことです。あらかじめ「絶対に譲れない条件」と「妥協できる条件」に分けて考えておくと、転職先の候補となる企業を探しやすくなるでしょう。

1-5.具体的な求人案件の紹介

転職理由や転職の条件などの確認が終われば、具体的な求人情報の紹介へと移ります。

紹介される求人数は、転職エージェントによって異なり、1社に絞って紹介されるケースや、複数の企業を紹介されるケースなどさまざまです。

共通しているのは、「なぜこの企業を紹介するのか」という理由を説明してもらえることです。また、その際には、その企業についてわかっている社内風土や文化、働く人の雰囲気などの情報を得ることができます。

その企業に応募することはもちろん、断ることもできますので、内容をよく吟味して判断するようにしましょう。

2.面談の前に準備しておくこと

転職エージェントの面談を受ける前には、以下のことを準備しておくといいでしょう。

  1. 記入済みの履歴書や職務経歴書
  2. 転職に求める条件の明確化

2-1.記入済みの履歴書や職務経歴書

担当エージェントとの面談では、求職者の経歴を掘り下げる時間が設けられます。そのため、あらかじめ記入した履歴書と職務経歴書を準備しましょう。

転職エージェントによっては、登録時の情報だけで面談を行なうケースもありますので、事前に確認しておいてください。

2-2.転職に求める条件の明確化

面談に臨む前には、転職に求める条件を明確にしておきましょう。

また、転職に求める条件を考える際に、その条件は「絶対に譲れない条件」なのか「譲歩できる条件」なのかを考え、分類しておくことをおすすめします。

求職者が希望する条件すべてを満たしてくれる企業はほとんど存在しないため、希望する条件すべてを満たす企業にこだわり続けていると、応募する企業を探すことが困難になってしまうからです。

譲れない条件は3つ程度に絞っておき、それをもとに転職先を探せば、応募したい企業を見つけやすくなります。

3.転職エージェントとの面談でよく聞かれる質問

転職エージェントとの面談でよく質問されるのは、以下の内容です。

  • どんな仕事をしてきたのか
  • 転職しようと思った理由
  • どんなキャリアを歩みたいのか
  • 他社エージェントでの選考状況

それぞれの質問について正直に答えることを心がけましょう。

仮に、転職理由がネガティブなものだったとしても、転職に何を求めるのかを明確するために大切な要素となりますので、しっかり答えるようにしてください。

また、他社エージェントを利用している場合も、正直に答えて構いません。これは、同じ企業への応募を避け、困りごとがあれば解決することが目的ですので、紹介される企業やサポート体制には影響しません。

4.面談で気を付けたい3つのポイント

最後に、転職エージェントとの面談で気を付けたい3つのポイントを紹介したいと思います。

  1. 上司や同僚の不満を表明しない
  2. 清潔感のある格好を心掛ける
  3. 黙って遅刻をしない

4-1.上司や同僚への不満を表明しない

ネガティブな転職理由について回答することは問題ありませんが、上司や同僚などの不満ばかりを表明するのは避けましょう。

担当エージェントとの面談は、求職者の強みやアピールポイントなどを確認するために行なわれるものなので、あまりにネガティブなことばかりを話していると、担当エージェントもクライアントである企業への紹介を躊躇してしまう可能性があります。

4-2.清潔感のある格好を心掛ける

面談での服装の指定は基本的にありませんが、最低限清潔感のある格好で面談に臨むようにしましょう。担当するエージェントも人間なので、第一印象が求職者の心象につながることもあります。

服装については、普段からラフな服装で勤務するエンジニアの方が、業務終了後にその格好のまま面談に来ることなどもあるため、スーツを絶対着用しなくてはいけないなどの制限はありませんが、オフィスカジュアルやそれに近い清潔感のある服装で訪問するのが無難です。

4-3.黙って遅刻しない

転職エージェントの面談に黙って遅刻することは絶対に避けましょう。

「転職するため」に行なう面談ですので、最低限のビジネスマナーを踏まえた対応を心掛けることが大切です。

また、あまりに遅くなるようだと、他の求職者との面談時間の兼ね合いで、面談が別日に変更になる場合もあります。

遅刻はしないようにし、万が一遅れてしまう場合は必ず連絡を入れるようにしましょう。

まとめ

転職エージェントとの面談は、転職を実現させるための第一歩ですが、あまり硬く考えすぎずに自然体で臨むようにし、担当のエージェントとしっかりコミュニケーションを取ることが大切です。

エージェントと良好な関係を築き、希望の転職が実現できるよう頑張りましょう。

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jopus編集部

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